衣食住の「衣」について

生活をしていくうえで、絶対的に必要なものとして「衣食住」があります。 着るものがないと、暑さ寒さもしのげない、そして食べないとそもそも生命が維持できない。 そして住む場所がなければ暮らしが成り立ちません。 これはあくまでも最低限のインフラのことですが、私たちはさらに、幸せに、楽しく毎日を過ごすために、 この「衣食住」に彩りを求めます。

例えば、「食」は盛り付けを大事にするし、「映え」だって気にします。 コンビニのスイーツだって、そのまま食べるより、お皿にキレイに盛り付けたらテンションが上がりますよね。

「住」空間も、どれだけ居心地がよい空間にできるか、インテリアも大事です。 柄や色を合わせたり、お部屋の壁紙だって最近は替えることも出来ます。

それって何のため?なのでしょうか。

きっとざっくりいうと、

「自分の気分が違うから」

ということが大きいのではないかと思います。

『気分が違う・・・』

これって、実はとっても大きいことのようです。

では「衣」に関して。

暑さや寒さをしのぐのは最低限のこととして、少しでも素敵に見えること、
キレイにスタイル良く見えるコト。
とっても大事です。
私たちはその「衣」の部分でいかに、生活に彩りをもたらすことが出来るか、
そんなお手伝いができたらと思っています。

あるお客様が、長く勤めていた会社を退職しました。

理由はご両親の介護が必要になったから。

今は珍しい話ではありませんよね。

その女性は、お仕事をされている時は、制服がなくて私服だったことや職場に女性も多く、刺激もあったようで、

常に新しいお洋服を探されてました。

飲み会があるとか集まりがあるたびに悩んでコーデを一緒に考えたりしてて、

「みんなに似合うって褒められました!」

という報告もたくさん嬉しそうに話してくださってました。

そんな環境が、仕事を辞められたことで一変して、ほとんどご自宅でご両親と過ごされ、

外出も減ったようで、なかなかお会いできる機会が減ってしまったんです。

仕方ないけどお会いできないこともとっても寂しくて、

時々LINEで「どうされてますか~~?」とお声かけさせて頂いてました。

会社を辞められて、4ヶ月ほど経ったときに、その方が不意にご来店されたんです。

ご自分でも言われてましたが、雰囲気がかなり変わっていて私たちも一瞬わからないほどでした。

疲れている感じもして、お洋服もあまり気にしてなくて、そうすると髪型もメイクも・・・

と全体的に疲れた印象だけが強くなったような感じでした。

ご自分でも、

「人と会うことがほとんどなくなったら、どうでもよくなってしまった・・・」

と言われてて、この状況は好ましいとは思ってなかったようでした。

「用事もないから、自分の身なりがどうでもよくなってしまった。」

と言われてたのですが、それが楽といえば楽ですよね。

でも、「オシャレする」という  ❝付加価値❞  を持てるかどうかって、実はすごく大切なのではないかなと思うのです。

オシャレをしてた時は、周りの人から「素敵ですね」「お似合いですね」ってよく褒められていたりして、それにともなって、とっても嬉しくてすごくいいホルモンがでていたんですよね。様々な意欲を生み出す“やる気ホルモン”とも言えるもので、褒められると伸びるタイプは、要はこのホルモンが効果的に働いているおかげのようです。 褒められればもっとやる気が出て、やる気が出ればもっと褒められるという好循環が生まれるのは、多くの人が経験済みのはずですよね。 これもすべて、ドーパミンのおかげだそうです。 まず人に褒められると自然に分泌されるのがいわゆる〝ドーパミン〟

そんなやる気スイッチを押してもらえて、ポジティブになってた頃からすると、 どうでもよくなってしまっただけで、体重も増えて、なんとなく肌や髪のツヤまでなくなってしまうほどの 違いには自分でも嫌気がさしていたようで、そして悪の循環が生まれてネガティブになってしまっていたんですね。 どうにかしたくて、うちに遊びに来たという感じでした。 「出かける予定がない。人と会う機会が減った。だからオシャレをする必要がない。」

では、オシャレをするのが先だったらどうなんでしょうか。
予定を作ってからオシャレをするのも良いのですが、
そもそも、予定がなくてもオシャレって出来るし、
自分が楽しめばいいと思うんです。

コンビニに行くのも、郵便局に行くのも、病院に行くのも・・・
TPOに合わせたオシャレをすればいい。
コンビニの人も、郵便局の人も、病院に行った時も、
意外とネイルとか服装とか見て声を掛けられることってあります。

「そのネイル可愛いですね!」と褒めてもらえたり。
やっぱり嬉しいですよね。
ドーパミンがでてるんですね。
そうするだけで、やっぱりちゃんとしてないとだめだな~とか思います。

その方は、同時にお買い物されていた方たちを見て、
「自分はこれじゃいけない。」と思ったようで、新しいお洋服を試着されると、 気持ちがとっても楽になったそうです。
少しウキウキして、そのままその服を着て帰られました。

その後その方からメールが届きました。

「あのあと、一人でカフェでお茶して帰りました。
気持ちがウキウキしてそのまま帰るのがもったいない気がして寄り道したんです。それだけでなぜかとっても楽しかったんです。」

とのこと。

その後は、マイスタイリストをご登録されて、
オシャレに関することをLINEで定期的にお話させていただい毎回楽しそうです。
マイスタイリストをすることによって、
ついオシャレすることを「まいっか~」って忘れようとしたタイミングで

スタイリストがファッションの提案をしてくるから、うっかり出来ないと言われてました。
とてもいいサイクルで、とてもいいマイスタイリストの使い方だな~って思います。

 

マイスタイリストをご利用されるかたの環境も様々。

このように、1ヶ月に一度、スタイリストからあなたに向けたあなたに合うファッションの提案があるということがとても大きいんだなと感じて、スタイリスト一同さらに気が引き締まる思いでした。

これからも、良いホルモンが分泌されてさらにみなさんが素敵になるような提案をしていきます。

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